カツオノエボシ





初夏から秋,青または透明の小さなビニール袋のように水面に浮かんでいるのが見られる。
沖縄では、特に10〜11月ミーニシ(北風)が吹くと、東シナ海の北に面する浜に多く漂着。
気胞(袋状)の大きさは2-10cm,青味がかったゴキブリの卵のような形。コイル状の青い触手は最大30m近く。
自己遊泳力はなく、風と潮流に流される。
沖縄周辺海域でみかけられるものの多くは気胞3〜5cmと小型。
刺された時,激痛はなく,刺された痕が不規則な場合が多い。
刺傷が軽いものと勘違いしますが6〜8時間経つと腫れ,痛み,かゆみを伴う。
【症状と処置
症状:線状の紅斑や水疱,頭痛,吐き気,けいれん,呼吸困難,ショック死。
処置:こすらずに薄めたアルコール、アンモニア水をかけ触手をはがす。呼吸,心停止では心肺蘇生が必要。
※病院における処置:血清を投与。ステロイド軟膏塗布,鎮痛剤の投与。
沖縄の県立病院では血清が準備されている。

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